2016年 10月 25日
医療費を安くしよう |
病気を患ってしまうと、治療にかかる医療費はそのまま生活の負担となるだけでなく、仕事ができずに収入まで減ってしまうことさえあります。
病気によっては検査や入院などで、数十万円もかかることもあります。
しっかり保険に入っていれば、一部はカバーできるかも知れませんが、いつでも保険を使えるわけではなく、いざというときに何の助けにならないこともあります。
こうした治療や検査にかかった医療費、日本では公的に補助してくれる制度があります。
ひとつが「高額療養費制度」です。
収入に応じて自己負担の一部を肩代わりしてくれる制度です。
収入が少ないほど補助してくれる額も大きくなりますが、月単位でかかった医療費を合算し、一定金額を超えていなければ利用できないのと、4回め(4ヶ月目)以降は補助してくれる額が減額されます。
高額療養費制度は、一旦自分で全額払っておいて、後から払い戻し(社保や国保から振り込まれる)となりますが、「高額療養費限度額適用認定証」を発行してもらうと、支払いの時点で限度額を超えた分は払わずに済みます。
また、病状が悪化して仕事に就けなくなったら、「傷病手当金」や「障害年金」などが利用できます。
傷病手当金の場合、連続して3日以上欠勤せざるを得なくなったら、4日目以降に休んだ日数に応じて給料の2/3の額が支給されます。
ただし、会社から給料が支払われないことや療養中であることなどが需給のための条件です。
さらに、確定申告時には1年間にかかった治療費の合計額が10万円を超えていた場合、超えた額が控除対象になります。
これは生計を同じくしている家族も合算できます。仕送りしている家族も対象です。
さらに、医療費をポイントが付くクレジットカードで支払うと、その分支払いが抑えられますが、各種補助や控除額はもらったポイントは計算されないので、ポイント分お得になります。
病気になって落ち込むかも知れませんが、色んな知恵を駆使して、医療費を抑えましょう。
#
by inuchanA
| 2016-10-25 22:35