2016年 08月 25日
騒ぎが好きな市場 |
誤解を恐れずに言えば、金融市場は、世界がどうなろうと知ったこっちゃありません。
彼らが唯一興味を持っているのは、値動きです。
とにかく、どんな情報でも材料視し、市場を動かし、動いた差額を利益とすることを狙います。
特に、金融当局や金融機関の要人による発現を、どうにかして好感、または悲観して、売ったり買ったりします。
”市場が悲観”とは、売り合戦開始の合図ですし、”市場が好感”とは買い合戦開始の狼煙です。
時には発言者の意図を無視したり、曲解することで、無理矢理に材料を創りだしたりします。
またしばしば機関投資家は、自分のスタンスや読みを世間へ公表します。
機関投資家と言えども、1人だけでは市場を動かすには至らないため、自分の影響力を行使して、”多数派工作”をするわけです。
何億も資産を持っているような人が、そんな事をしてまでさらに儲けたい理由はわかりませんが、その域まで到達して分かることもあるのでしょう。
by inuchanA
| 2016-08-25 22:37